10月5日から7日まで開催された「フォトジェニック イン 夕張」のその後が気になり、
北海道の深川で仕事があったこともあり、その後の夕張に立ち寄ってきました。 地元の反響は写真家日記のブログにてアップしたので、こちらでは5日から7日までの様子を アップします! これは来場者で賑わう夕張市美術館の展示風景 そしてこれが今回の主旨、閉館後に撮影しました。 今日は、渋谷タワーブックスでトークショー。 飛行機が送れギリギリ間に合ったと思っていたら、さらにギリギリの方もいらしたりして。 でも、中身の濃いトークだったように感じています。 #
by phatphotochiefed
| 2007-10-21 01:30
”革命は辺境から起こる”という言葉を大切にしている。
どちらかが一方的に大きくなったとき、時代を切り開く答えは逆のほうにある!という考えだ。 時代には頭と尻尾があるというけれど、 頭だと思って掴んだら、それは尻尾だったということが間々ある。 だからこそ”革命は辺境から起こる”である。 新しく出る『PHaT PHOTO』がいま僕のところに届いた! 明日から書店にも並び始める。 広末涼子さんが表紙の7周年記念号。 思い起こせば7年前、完璧な辺境として『PHaT PHOTO』は生まれた。 いまがメチャメチャ凄いというつもりはないが、気がつけばこのところ続々出た新しい写真誌のモデル誌になっている。あの頃、時代の尻尾だとみんな思っていた(だからこそ、あの頃から読んでいる一部読者のセンスは凄い!と僕は思う)『PHaT PHOTO』は時代の頭だったといえるのかもしれない。 そんな雑誌の記念すべき7周年号。 「今度も付録は付きますか?」の声に応えて、フィルムの付録をつけた。 デジタル全盛の時代に無謀とも言えるフィルムを付けるというこの行為。 これも、革命は辺境から起こるだ。 でも、このフィルムきっと喜んでもらえると確信している。 評判になるだろうと微塵の曇りも無く思っている。 フィルムの特徴は発色! 全体にピンクがかって写る。 そして、緑と青の被写体を撮ると彩度が高く写る。 36枚撮り、ISO100のユニークなネガフィルム! ただ、こういう特別なフィルムだからこそ、不便を感じることもある。 特別な発色をするから、プリント時、自動補正をしては意味が無い。 「自動補正をOFFで!」と現像所にはお願いしなければならない。 だがそういうことをやってくれるところと基本的にやらない店がある。小さなラボは大概大丈夫なだけれど、チェーン店では断られることも多い。でも、そんな不便を超えても試し甲斐あるフィルムだと思う。(これに関する詳細は『PHaT PHOTO』公式ホームページや編集部日記で読んで欲しい。受け付けてくれるラボ名を公表しています) そんな色々を乗り越えても、新しいオリジナルのフィルムを付録につける意味はあるのだといいたい。980円の特別価格(通常号は750円)にさせてもらったが、それにしても36枚撮りのネガフィルムをつけることは出費だ。パトローネは、各フィルムメーカーのものを使わせていただた。シールを剥がすと、有名メーカーのパトローネが出てくるけれど、それはパトローネを借りただけで、中身は全くのオリジナルであることに変わりは無い。 そして、特集は「こんな撮り方あったんだ!写真のタネ」というもの。 知らなかったあの写真の秘密、この写真のテクニックノウハウを紹介している。 考えようでは、フィルムも写真のタネといえばタネ。 そんなしゃれっ気タップりな付録と共に今号をお楽しみ下さい。 僕は再び北海道!とんぼ返りで戻って、渋谷タワーレコード7階のタワーブックス特設会場にて行われるトークショーに出演する!(18時より、無料)こちらで本誌を買っていただいた方にはオリジナルマグネットをプレゼントしています。 #
by phatphotochiefed
| 2007-10-19 01:24
「ブログ更新されていませんね!」と旅先や行く先々でいわれてしまった。
これは、まずいなー!と思いつつ、でもとても忙しいんだよね、と心の中で叫んでる日々。 横浜、山口、北海道と続いた長期で大掛かりなイベントを無事終え、書きたいことはいっぱいあるのに書く時間を調達できない情けなさ。 今日、電車の中で読者からさり気なく言われた一言。 「ブログ、横浜シャシンエキスポスタートというのが最新ですよ!」 という生声を聞き、いかん!とブログを書き出した次第。 「御苗場」や「トークショー」を含んだ横浜シャシンエキスポは大いに盛り上がったけれど、このイベントの山となることは「打席に立たなければヒットは打てない!」の一言に尽きる。すなわち、参加することで得る多くのこと。 写真で何かをしていきたいと考えるなら、せっかくのチャンスに遠慮するのではなく、打席に立ってそのチャンスを生かすことが大切だと思っている。 このイベントに関しては、いろんな人たちからメールをもらった。 「出てよかった!」、「今回は見るほうに回ったけれど、次回は絶対出ますから」、「御苗場のレベルの高さに驚いた」などなど、いろいろいただいたけれど、今回の打席に立たなければ、にかけて、こんな内容の文章をいただいた。 「打席に立たなければヒットは打てない、といわれて打席に立ったけれど、ヒットどころかかすりもしなかった気がしています。それでも、打席に立ったときに見える風景はしっかり心に刻みました。立ってはじめてわかるバッターボックスと観客席との距離。打席から見えるバックフェンスの広告はあんなに遠くに見えるものなんだ、という悟り。そして、打席に立って受け止めたギャラリーの声の一言一言。立つことで初めて解る貴重な経験を大切にしていきたいです」と。 なんとまぁ奥ゆかしく心に届く文章だろうか。ステキな文章!この人の学んだことの大きさに感動しました。 萩のイベントは横浜に増しての大盛況! こちらはもう参加者や萩市民の祝福がとても嬉しく感じました。 そして、夕張。 あまり人を集めることは出来なかったけれど、参加してくれた方々は皆さん大喜び。 東京からお連れした8名の写真家の方々からもサンキューメールを頂き、やってよかったと感じました。参加した写真家の一人、有元弥生さんからは下記のようなメールを戴きました。 「こんばんは。フォトグラファーの在本です。 この度は夕張で楽しい企画に参加させて頂くことができて、ほんとうに 嬉しかったです。 北海道の方との交流や、他のフォトグラファーの方たちとの交流はかけ がえの無いものとなりました。 フォトグラファー同士は、なかなか現場で一緒になることがないので、 意外に孤独じゃないですか。 でも今回はみなさんと交流が持てたことで、写真の仲間がいることが確 認出来ました。 テラウチさんの計らいで皆が集まれたこと、そして夕張という町に出会 えたことに感謝です。 どうもありがとうございました。デジカメを貸して頂いたことで、私の ビジョンも少し広がりました。 重ねてありがとうございます。 p,s, 一昨日、「幸福の黄色いハンカチ」をDVDで見ました。 70年代って、素敵です。人も温かくて。」 なんてすてきなメールでしょう。こちらまで嬉しくなりました! 写真は、第2期PHaTPHOTO'Sの1次審査風景。 応募総数266件(前回より40件ほど減)、内、海外からの応募5件(アメリカ3件、イギリス1件、カナダ1件、内1名は日本人)。結果、1次審査合格者78件。色々な新人賞受賞者も多数で、1次審査に通っただけでも充分価値あると思われるハイレベルな内容でした。さらにamanaさんからの審査員を加えて2次審査を近日中に行います。 ということで、なんだかんだまとめた報告でした。 #
by phatphotochiefed
| 2007-10-13 02:06
3連休、トークショー出演もあり「横浜シャシンエキスポ」の会場に行ってきました。
バンクアートはおしゃれなビル。外から見ると古風だけれど、中身はモダン。横浜市がアートの拠点と呼ぶイメージにぴったり。 連休中は、毎日15時から無料イベントのトークショーがあることも手伝って400名を越す入場者で賑わっている。作品も展示の仕方も学ぶこと多く、とてもいいスペースになっているので皆さん力作を見に来てください。ゲスト作品も含め50人以上の人の横浜作品を一挙に見られるのは嬉しいもの。 一部作品を紹介します! 明日、24日も15時からトークショー。 スイッチのアートディレクター田綿さんとアマナイメージの取締役でPHaTPHOTO'Sの審査員でもある佐々木さん、それにテラウチでトークをバトリます。皆さんで聞きに来てください! #
by phatphotochiefed
| 2007-09-23 21:13
10日に屋久島ツアーから戻り、すぐに近江八幡、彦根と旅し、その間にエプソンカラーイメージングコンテストの入賞者を対象にしたトークショーにも出演し、半日を使って御苗場用の撮影で横浜にも行き、すぐに戻り長野、諏訪と旅し、その間にPHaT PHOTOの原稿とそのほかの雑誌でやっている連載の原稿を書き上げ、ようやく東京にてたまった仕事に励み出せた1週間でした。そんなこんなの間に「横浜シャシンエキスポ」の御苗場作品搬入が始まりました。
いよいよですね。打席に立たなければヒットは打てない!これが今回の御苗場参加の意義です。大勢の友達が見に来てくれる写真展も楽しいものですが、御苗場のように、写真を選ぶ立場の人に見てもらい、そのトークを聞ける機会はとても貴重で重要なことだと感じます。 忙しい中横浜市に掛け合って御苗場という機会を作ったのも、写真で何かをやっていきたい!と考えている人たちの夢に息吹を吹き込みたいと考えたからです。 今回は会うたびにだれかれと無く「写真で何かをしたいなら参加しなさい」と熱く話しました。そういう人たちにとってそれほどいいチャンスと思ったからです。勤め先を辞めてスタジオで働くよりも(最近多いです。ほとんどが生活していけないと会社勤めに戻ります)、こういう地道な機会を見つけてはチャレンジし、自分の写真に足りないものを学び、成長へと繋げる方が、写真を撮っていく上で有益かもしれません。そこで人脈を作れれば夢への近道になるかもしれません。御苗場に作品を飾る人たちのほとんどが、忙しい中の時間をやりくりし、優先順位を上げて参加してくる人たちだと思います。何かに挑戦するときの強靭な精神力やゆるぎない意思、地道な努力、明確なビジョン、自分自身をマネジメントする能力。そんな人たちの写真を見ることが楽しみです。 打席に立たなければヒットは打てない!その勇気を持って打席に立った人たちを称えたいと思います。今回不運にも参加出来なかった人たちもいろんな形でそういう機会を作っていくので、是非またチャレンジを。PHaTPHOTO'Sやスタジオ撮影会という機会も大いに利用してください。今度のスタジオ撮影会は、キャパの表紙を撮っている土屋さんが教えてくれます!興味のある方はHPでチェックを。 #
by phatphotochiefed
| 2007-09-20 02:16
|
by phatphotochiefed
カテゴリ
以前の記事
2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||