人間というのは、案外「未来」のことを考えないものだ。
「未来」について考えても、どうなるかわからないし、予測はなかなか当たらない。 だったら考えても無駄に思えてくる。そんなところだろうか? 「未来」という言葉自体に輝くような魅力を感じない現実もあるのかもしれない。 でも一方で、「未来」という言葉に輝きを与えてくれる人もいる。 ワタミ社長の渡邉美樹さんもその一人。 金曜日は、彼が理事長を努め、僕も理事を任命されている、「School Aid Japan(スクール・エイド・ジャパン、以下SAJ)」の通常総会があった。7年前にスタートしたSAJは、世界中の子供たちを対象とした教育支援活動を行う特定非営利活動法人。その目的は、一人でも多くの子供対に人間性向上の教育機関と教育環境を提供するというもの。7年で72校の学校建築を行ってきた。昨年は、カンボジアに22校、ネパールに1校学校を建設し、12,611名の子供が新しい教室で勉強している。 学校給食やお米支援や医療支援も昨年からスタートし、孤児院建設もスタートした。 貧困に苦しむ子供たち、全員を救うことは出来なくても、間違いなく一人を助けられる、その人数を増やして行こうという思い。 自分たちが思うだけでなく、行動を加えることで「未来」を変えていこうということ。 僕が仲良くしているアップルの人たちにもそんな人が多い。 「世界史の3つのりんご」という話しがある。 アダムとイブのりんご。ニュートンのりんご。そしてアップルというりんご。 聞く人によっては、そんなこと考えてるの?というような大それた話し。 でも、SAJの人たちと同じように「世界を変えるのは自分たちだ!」という思いや興奮で持って仕事と対峙している人たちはとても魅力的だ。 アップルは、ipodやマックで、張ったりでなく世界を変えたから、やっぱりほんとに「未来」や「世界」を変えてきた人たち。 スケールは小さいけれど、僕らも7年前、写真雑誌の未来や世界を変えたいと思った。 突き抜けるような明るさと奔放さを武器にして、気がつけばいま、『PHaT PHOTO』のようなジャンルの雑誌がいっぱい並んでいる。「世界を変えるのは自分たちだ!」という興奮や思いで持って作った今月号もその中で一緒になって光っているように思う。 思いを託した1冊!今月号は、とりわけ出だしがいいと聞く。嬉しいなー。 下の写真は、SAJの通常総会で撮影。写っているのは、来週からカンボジアの奥地、まだ地雷撤去中の区域にて孤児院の施設にて頑張る清水さんと川尻さん。そして渡邉美樹さん。大変な場所での勤務に渡邉美樹さんは「命を賭けてくれるかわいい子供たちです!」と紹介し、二人は「世界から貧困をなくすのが夢でしたから、孤児院で働けることは幸せです」と話していた。 泣かせるぜ!!!
by phatphotochiefed
| 2007-06-23 23:25
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