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5月は、旅月。
「風薫る5月」というタイトルで編集長日記を書き込んで、今日はもう5月最後の1日。こんなに長く編集長日記を書かなかったのは、東京をほぼ一月不在にしていたから。
GW連休の後半から始まった出張は、5月28日まで続いた。
福井、シアトル、ヤキマ(ワシントン州内のインディアン居住区)、宮崎、熊本、京都、福井、三重、名古屋。5月、東京にいた日は、8日、17日、22日の3日間。
連休前にも、宮城や萩に行っていたから、出張先でメールやファクシミリで会社の仕事はしていたものの、ほんとうに長い間、会社を不在にしたものだ。
連載の原稿や定例の仕事、その他のこともみな旅先からPCで送った。ホテルに戻ってからの作業は夜遅くまでかかり、東京にいる3日間の仕事は深夜にまで及んだ。どれも重要な仕事だったけれど、出張が続く負担は、体にも心にも、そして脳にもこたえた。それは同時に、不在の中でフォローしてくれたり、頑張ってくれたスタッフも同じように大変だったことだろうと思う。感謝している。
そんな中、いくつかの象徴的な出来事があった。
一つは、福井での出来事。
1日半の時間の中で、60カットの料理のイメージ撮影をしなければいけなかった日のこと。
それは大がかりな撮影で、1日半の時間では、15カットがいつもの我々チームの適正撮影カット数。60カットなら、頑張って3日。それを自分のスケジュールのせいで1日半で終了させなければいけない。
1日目の撮影は朝の4時まで続き、翌朝は8時から開始。
深夜2時を過ぎた頃から僕の頭の中には「もう止めて、明日にしよう」、「終わらなければ仕方ない」なんてセリフが何度も行き来した。8名のスタッフの中には自然と眠りに落ちる者もいる。それは仕方のないこと。気を抜けば、僕も同じ。
そんな中、フードスタイリストT氏の仕事に立ち向かう姿勢に何度も感銘を受けた。どんな時間になっても、手を抜くことなく、与えられた時間の中で完璧を追い求める姿勢。それは、見事に覚悟の決まった仕事振り。「プロフェッショナルとしての仕事とはこういう人のことをいうのだなー」と見ていた。「この人とは、これからもずっと仕事をしていこう。間違いなくいい仕事が残せる」そうも思った。彼女がいなければ、僕はどこかで気を抜いていたかもしれないとも思う。その気づきは、これからの仕事に活かしていきたい。
加えて、クライアントスタッフは、翌朝、僕らよりも早く撮影の準備のために出勤していたと聞く。もう頭が下がるばかり。
やるときはやり抜き、休むときは徹底して休む。
いつかこのスタッフと一緒にどこかへ遊びに行きたいと感じた。やり遂げたことで感じる同志的結合。思い出深い2006年の5月だ。
そんな5月の様子を一部ご紹介します。
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シアトル,セーフィコ球場。この人もまた、初めての地で一生懸命頑張っている。
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インディアン居住区に滞在中、アメリカのTV番組に出た。広角レンズの歪みと坂だったせいと、巨大なTVカメラマンのせいで、小人みたいに見える。
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インディアン居住区での移動は馬だった。走り出すと落とされそうでかなり気を使った。宿泊はティピというテントだった。疲れていたからすぐに眠りについたけど、背中が少し痛かった。これもなかなか味わうことの出来ない体験だと思うと特別なことのようにも思えてくる。
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by phatphotochiefed | 2006-05-31 23:14
風、薫る5月到来!
表参道の街路樹も目に心地いい新緑の頃。
今日から本格的なGWが始まって、道行く人も爽やかな顔つき。東京は快晴で、気分いいね。
僕が今日から何をするかは秘密。(もう一つのブログ、写真家日記で書く予定だけれど)。
今日書きたいのは、スタジオ撮影会で気づいた話。
ついこの間の4月最後の日曜日、スタジオ撮影会があった。場所は青山のスタジオ。
エリートジャパンが売り出してる若手モデルを被写体に、スタイリストとメイクアップにとりわけ力を入れて、僕が撮影指導して行く企画イベントだ。
ブック作りには最適のもの。この前はファーストカットからクロージングカットまでの間にフォトグラファーが考えていることとその為に知っておきたい注意点と撮影スタイルを伝えた。午前と午後で8名ずつ。先日の参加者男女比率はほぼ半々。スペシャルで楽しいイベントだ。興味があれば毎月行っているから気軽にウエブから申し込んで欲しい。初心者でもしっかりマンツーマンで教えるから安心してきて下さい。
この撮影会の午前、午後入れ替わる間の2時間に、僕らは若手モデルの作品撮りを行う。この撮影企画が安く行え、かつ人材にも力を入れられる秘密がここにあるのだけれど、今日の話のポイントは、ここではなく昼ごはん。
スタジオでの昼は、おにぎりかサンドイッチが机の上に並ぶのが恒例。いろんな種類のおにぎりやサンドイッチが並ぶ。ふと考えたのだ。初めてサンドイッチにきゅうりを挟むのはどうかな?って、誰が思いついて実行したのだろうと。ハムや卵のサンドイッチに比べ、勇気いるよね、きゅうりは?おにぎりやサンドイッチ自体を考えた人もすごいけど、その中の具の変化にも猛烈興味が沸いた。考え実行した誰かがいたから、僕らはこうして、きゅうりのサンドイッチは、バターを塗ってパンにきゅうりの水気がしみこまぬようにして挟むから美味しいのだ!と薀蓄を語りながら美味い昼飯タイムを満喫させてもらっているのだ。こんな雑誌があったら楽しいと思って創刊した『PHaTPHOTO』も、更なる工夫で美味しいサンドイッチの具を作っていかなきゃと考えた次第。ホントはもっと深いこと考えたのだけどね、そろそろお出かけタイムのようで。
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写真は、先日桜を撮っていた白石川で、撮影中を撮ってくださった方からいただいた写真。いい記念になりました。ありがとう!
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by phatphotochiefed | 2006-05-03 13:12